ザッキロク

人生仕掛中です。

太宰治「人間失格」

 

人間失格 (新潮文庫)

人間失格 (新潮文庫)

 

 

学校の図書館で何となく手にとってみた。

 

結論から言うとめっちゃ面白かった。

太宰治の文章は、文に形容詞がやたら多く、一つの文章がかなり長くなる。考えれば、一つの文章だけで1ページ使ってたような時もあった。

 

この書き方も好きだけど、何というか二人称で話す事が多いので、読者に向かって話しかけているような気がして、親近感も覚えた。「あなたは〜」みたいな文章だと読み手が、まるで自分に話されているような感じがして、引き込まれるような魅力があるとおもう。

 

あと、女性が頻繁に出てくるので、その名前がみんな似たような名前ばかりだったからか頭が混乱した時もあった。

 

200pくらいだったのですぐ読み切れたし、いい本だった。また読み返したい。